リバプールがリーグ優勝、パレスがFAカップ優勝でともにお祭り気分のチーム同士の最終節。アンフィールドは優勝を祝うリバプールサポで真っ赤な状態。リバプールは4-2-3-1のフォーメーション、パレスは3-4-2-1で鎌田はボランチで先発出場。
試合はもちろんホームのリバプールがボールを支配。しかしパレスも鎌田が序盤に良いパスカットを2回見せるなどやられっぱなしにはならない。すると9分にブラッドリーの縦パスがカットされ、中でフリーになっていたサールがパスを受けてシュートを決め、パレスがあっさり先制する。
少し目が覚めたリバプールはそこから強力にボールを回し始め、25分にはディアスがポストをかすめるシュートを放つ。31分にはマテタがゴールを決めたかに見えたがオフサイド。37分にはサラーからのパスをディアスがターンしながらシュートもGKヘンダーソンが体に当てる。
後半からはリバプールを去ることが決まっているアレクサンダー=アーノルドが入る。5分にはサラーのシュートがラクロワの腕に当たったがノーファール。16分にはフラーフェンベルフがPA内で倒れたが、シミュレーションの判定。20分にはアレクサンダー=アーノルドのロングスルーパスにヌニェスが抜け出すもヘンダーソンが防ぐ。パレスも21分にクロスからサールがシュートもアリソンがセーブ。
すると23分、パレスのクリアボールがセンターライン付近に上がり、フラーフェンベルフがトラップでコントロールしようとしたところに、猛然と走ってきた鎌田がスティール、フラーフェンベルフがそのまま倒してしまってDOGSOで一発レッド。ここで遠藤がCBの位置に入っていきなり鎌田へのパスをインターセプト。
リバプールはアレクサンダー=アーノルドが高い位置に上がって遠藤が3バックの右のような役割をしつつ、攻撃にも参加するという興味深い働き。30分にはファン・ダイクからのパスにガクポが抜け出し、折り返しをジョタが合わせるもゴールポスト。
そして40分、ヌニェスが右に流れてクロス、ガクポが頭で折り返したボールを中に詰めたサラーが押し込み、リバプールがとうとう同点に追いつく。後半ロスタイムにも互いにチャンスはあったが決めきれず、試合はそのまま1-1のドローで試合終了。試合後は優勝セレモニーが行われ、遠藤も優勝トロフィーを掲げるなど、アンフィールドは歓喜の渦に包まれた。